自分でやっても、施行業者に頼んでも、作業工程は同じです。
ここでは、それぞれの作業別に説明します。
参考にして下さい。
地質調査データーをもとに基礎設計を行います。
基礎の大きさは、地質によって異なります。
現場の状況によって、穴の大きさや深さや作業手順が異なることがあります。
生コンの仕様
強度・・・・・18N(ニュートン) 以上を使用。
スランプ・・・・・・・・・・12cm (15cmでも可)
骨材の大きさ・・・・・・・・20mm
セメントの種類・・・・・・N
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事前準備
1.タワー施行場所の位置、方向を決めて、カラースプレー等で地面に△を書いて、
方向や場所が大丈夫かチェックします。
ウインチは、三面のどこにでも取り付けできますが、単相200Vの電源ケーブルや
コントロールケーブルの配線に関係してきますので、ウインチ面の取付方向や、
ステージ階段の取り付け方向を事前に決めておく必要があります。
メンテナンスの時、作業スペースが必要になりますので、特にウインチ面は、十分な 空きを確保してください。
2.掘削した土を外部に運んで捨てるのか、庭等に広げて整地するのか等をきめます。
穴が2m×2m×2mでも、掘った時には約1.5倍の土の量になります。
8立米の土を掘ると、掘削した土のボリュームは、1.5倍の12立米位になります。
3.必要な道具をそろえます。
自分で作業する場合は、掘削機械を始め、残土処理用のダンプ・水準器・スコップ・
梯子・スケール等々 いろいろな道具が必要になりますのでご注意ください。
また、生コン会社への問い合わせ等も事前に行っておいてください。
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事前準備が完了したら、掘削開始です。
まずは、規定の大きさで掘削開始です。
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規定の深さの穴が掘れたら、アース板の施行をします。
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アース板を埋めたら、しっかりと転圧をして下さい。
転圧をしっかり行わないと、基礎が傾く原因となることが考えられます。
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基礎ユニットを穴の中に入れます。
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アース板を基礎ユニットに溶接します。
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基礎の水平をしっかりと出し、生コン打設前に水があったら
ポンプでみずを抜いておきます。
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生コンを静かに流し込みます。
このとき、コンクリートの流し込みを何度か停止し、水平にくるいが出ていないか
確認し、くるいがあったら修正します。
ここは、丁寧に施行してください。
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2m角の型枠を用意し、寝巻きコンクリートを打ちます
コンクリートの表面は、水勾配をつけてコテできれいに仕上げます。
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コンクリートが乾いたら、型枠を外し基礎ユニットのフランジ面やボルト穴を
きれいにして、完成です。
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